12/07/17 12:50:35.32
ぼくは二次性徴を迎えるのが遅かったせいか、十四歳くらいまでは小学生と間違われていました。
中学三年になってようやく背が伸び始めましたが、それでもクラスの中では真ん中くらいにしかならず、
夏になると短い半ズボンやタンクトップを積極的に着ていました。 昔の写真を見ると、ちょっと田中麗奈に似た美少年(自分で言うのも何ですが)で、
クラスの同性に人気があったのもちょっと肯けます。
神社のお祭りとかに行っても、160センチの身長に、 ぴっちりと食い込むくらいタイトな半ズボン(と言うよりは殆どホットパンツ)を履い たぼくを、 誰も男の子とは思わないみたいで、何度も年長の男の人から声を掛けられました。
ぼくは別にゲイという訳じゃないのですが、自分がかつて可愛かった時期(悲しい‥‥)に
男の人から誘われる事は、決してイヤではなかったのです。
そんなある日のこと、ぼくはいつものように近くの神社で開かれている夏祭りに、
自転車をこいで一人出かけました。本当は友達と行きたかったけれどみんな塾通いに忙しく、
一応受験生なのにクラスで塾に行っていない生徒は、ぼくくらいのものでした。
いつものように裏門に自転車を停め、まずリンゴ飴と焼きそばを買うのがぼくの習慣です。
その夜も焼きそばを頬ばってから、喉が渇いていたのでラムネを一気に三本も
飲み干してしまったのです。 それからリンゴ飴を手に持って夜店を物色していると、
急に今までで催したことのないほどの尿意を覚えました。