13/11/17 15:18:37.20 AHR1QDUA0
>>481
英国人女性探検家イザベラ・バードは1878年 (明治11年) に日本を旅行し、
「日本奥地紀行」 を著した。
イザベラ・バードは報告する。
「ここはたいそう貧しいところで、みじめな家屋があり、子どもたちはとても汚く、
ひどい皮膚病にかかっていた」。
さらに山間部へ進むうちに状況はもっとひどくなる。
「彼らの身体や着物、家屋には害虫がたかっている。植民地で独立運動に没頭している人達は
なりふりかまう余裕がないため、汚く、むさくるしいと言われるものだが、
ここの村人のみすぼらしさはまさにそれと同じである」。
この様子にはバードに同行する通訳も驚いたらしく 「こんな場所を外国人に見せるのは
恥ずかしい」 ともらす。
それから別の村では多くの病人がバードの薬を求めてやってくる。
「父親や母親たちは、いっぱい皮膚病にかかっている子、やけど頭の子、たむしのできている
子を裸のまま抱きかかえており、娘たちはほとんど眼の見えなくなった母親の手をひき、
男たちはひどい腫れ物を露出させていた。子どもたちは、虫に刺され、
眼炎で半ば閉じている眼をしばたいていた。病気の者も、健康な者も、すべてが
むさくるしい着物を着ていた」。
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