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K-POPの次はKミュージカルが熱くなる―。こう先読みする業界トップがいる。芸能プロダクションのアミューズ
代表取締役の大里洋吉会長だ。確かに、ここ数年のK-POPブームで、韓国スターが出演するミュージカルが
日本国内でも催されるようになっている。しかし、その人気は一部の層にとどまっているように見える。
そんななかで、同社は、先行して打って出る構えだ。それほど、大里会長は、現在の韓国ミュージカルの出来栄えを
高く評価している。これまでの公演が、一般のホールや劇場を借りて短期的に行われてきたのに対し、アミューズは、
ミュージカルの専用劇場「アミューズ・ミュージカルシアター」を常設劇場として4月25日に六本木に開設。
1年間にわたり、韓国ミュージカル8~10作を上演する大掛かりな計画を立てた。
大里会長は渡辺プロダクションのマネジャー時代にキャンディーズを手がけ、その後サザンオールスターズを発掘育成し、
アミューズを築き上げた人物。カリスマ性も兼ね備えた業界屈指のヒットメーカーだ。2000年以降、韓国映画『シュリ』
『JSA』『猟奇的な彼女』を日本に持ってきて、ブームを起こした韓国映画ブームの立役者でもある。
常設劇場を構えることのリスクは非常に大きいが、大里会長が仕掛けただけに、業界内では「他社もこれに追随して、
韓国ミュージカルのビジネスに本腰を入れてくるのでは」と、見る向きもある。なぜ大里会長は「アミューズ・
ミュージカルシアター」を立ち上げることにしたのか。また、その背景にある、エンタテインメント界への思いを聞いた。
僕はもともと、娯楽の中で、ミュージカルが一番好きなんです。ミュージカルには音楽もあるし文学もあるしライブもある。
エンタテインメントとしてすべての要素が詰まっているからです。(中略)ミュージカルをいつかアミューズの事業の柱の
一つにしたいと、ずっと思ってきました。
URLリンク(trendy.nikkeibp.co.jp)
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