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「食肉卸の業者を取材した時に、安く出せるにはわけがあると教えられました。
あるハム屋さんに聞くと、五トンの材料から十一トンのハムができるという。そ
の人から、『自分はそんなものは食べない』と言われたのは衝撃でした。それ以
来、私は肉に関しては、信用している店でしか食べないことにしています」 そ
う話すのは、食肉加工業界を題材にしたミステリー小説『震える牛』(小学館)
の著者、相場英雄氏だ。元通信社記者の相場氏は、執筆にあたり、「成型肉」を
卸す業者を取材したという。
成型肉とは何か。その説明をする前に、つい最近、韓国で話題になった事件に
ついて触れておく。 焼肉大国の韓国では、今年四月、クズ肉を集めて人工的
に作られた「整形カルビ」が大量に出回っていることが報道され、国民にショッ
クを与えた。米国やドイツなど、産地が異なる牛肉にクズ肉を結着した〝多国霜
カルビ〟や、骨のない外国産牛肉に食用接着剤で骨をつけた「骨付きカルビ」が、
韓国産牛肉に偽装されていたのだ。日本人観光客が多く訪れる有名焼肉店でも出
されていたという。
(週刊文春 2013-07-18)