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国立感染症研究所 感染症情報センター
IASR 輸入生鮮魚介類におけるノロウイルス汚染状況 (Vol.24 p 317-318)
URLリンク(idsc.nih.go.jp) 概略
【調査材料】2002年1月~12月の間に、市場に搬入された輸入生鮮魚介類、計238件。
【結果】 238件中36件(15%)からノロウイルスが検出された。
国別汚染率 (表1URLリンク(idsc.nih.go.jp) )
中国産:110件中19件 (17%) 韓国産:87件中13件 (15%) 北朝鮮産:26件中4件 (15%)
他国(計15件):検出されず(タスマニア、インドネシア、インド、マレーシア、ミャンマー)
季節別汚染率 (表2 URLリンク(idsc.nih.go.jp) )
12~2月:106件中21件(20%) 3~5月:45件中6件(13%) 6~8月:45件中4件(9%) 9~11月:42件中5件(12%)
>わが国の輸入海産物は貝類14万トン、エビ類16万トンと膨大な量が輸入されている。これら食品の
>ウイルス汚染状況は輸出国およびわが国においてもほとんど行われていない。
>考察:輸入二枚貝によるノロウイルス食中毒事例が報告されており、本調査からも輸入魚介類を介して
>ノロウイルスが侵入してきていることが示された。 ・・・・・・ 輸入魚介類が年間を通じて食中毒の原因
>食品となる可能性が示唆された。 ・・・・・・ ハマグリ、アカガイ、アサリのノロウイルス汚染率が高く、
>これらの食品は特に注意することが重要である。輸入魚介類から検出されたノロウイルスでは国内で
>検出されていない株が認められ、輸入魚介類を介して諸外国から新たな株が侵入することがあると
>推察された。また、国内の株と同一な配列の株も認められ、これらの株のわが国での消長を今後追跡
>していく必要がある。