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退院後、胸に水分がたまる症状が出て穿刺(せんし)治療を2回受けたが、希望していた追悼式
には出席。その後は英国訪問のほか、災害被災者や戦没者に心を寄せる活動を続け、結局、
1年間の地方訪問は9府県、東京都内や近郊への訪問は41回と前年とほぼ変わらない多さだった。
12月の誕生日に合わせた記者会見では、公務について「今のところしばらくはこのままでいきたいと
考えています」と強い意志を示した。
手術後、陛下はリハビリにも努め、毎日散歩する距離を伸ばし、夏前にはテニスも再開。9月の
葉山御用邸(神奈川県葉山町)での静養の際には2年ぶりに和船をこいだ。
先月、病院での検査で術後経過に問題がないことが確認された。ある宮内庁幹部は「今は心身
ともに大変充実していらっしゃる」と語る。一方、検査では骨粗しょう症が進行していることも分かり、
同庁は改めて「過度な負担は避ける必要がある」として負担軽減を課題に挙げた。
だが、公平性を考えると「どの式典への出席時間を縮めるか」などの検討は簡単には進まない
のが実情だ。国民の平穏な生活などを祈る宮中祭祀(さいし)についても同様で、昨年11月の
「新嘗祭(にいなめさい)」では、深夜の「暁(あかつき)の儀」への出席を取りやめてはどうかとの
声もあったが、陛下は30分に短縮して出席した。
負担軽減について、風岡典之宮内庁長官は「陛下がなさっている仕事の重要性、陛下のお気持ちを
考えると、難しい問題」と苦しい胸の内をのぞかせる。ある側近は「陛下にとって公務は『象徴天皇として
当然の務め』。周囲は公務を負担と考えがちだが、陛下ご自身は全くそうは思っていない」と話す。
公表はされていないが、注目されている出来事もある。昨年夏から月1回、お住まいの皇居・御所を
皇太子さまと秋篠宮さまが訪れ風岡長官を交えて陛下と懇談している。話すテーマはさまざまだといい、
今月15日にもそんな集いがあった。陛下は昨年12月の会見で「私が病気になったときには、皇太子と
秋篠宮が代わりを務めてくれますから、何も心配はなく、心強く思っています」と明かした。