13/01/20 14:14:47.44 kd91oTcVP
>>687
一応、近江の君は、必要以上に飾り立てようという気はあるのよ。
下賎の生まれ育ちで、なんかのブランドを鼻にかけられないにしても。
草若み 常陸の国の いかが崎
いかで相見ん 田子の浦波
という歌にしたって、必死で気の利いた枕詞をちりばめて
教養あるようにしようと頑張りすぎて、わけわからなくなってる。
当時の和歌の世界だと、別にそこにいなくても、
「会いたい」という気持ちで「逢坂」
「来ないでね」と「勿来の関」を詠み込んでたりしたけど、
あれもこれもと地名を入れて、さすがにわけがわからなくなっているw
それへの返歌が
常陸なる 駿河の海の 須磨の浦に
波立ち出でよ 箱崎の松
と皮肉いっぱいだけど、一応
「まつって言ってくれてる!」と喜ぶあたりが
教養あるんだかないんだか、でもなんとなく憎めない…