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リベラシオンの安倍晋三評価
今度の選挙は自民党大敗という予想のようである。
私もそうなるだろうと思う。
もう安倍晋三の顔は見飽きた、というのが国民多数の実感であろう。
安倍首相の失点は年金とか事務所費とか内政の不手際ばかり責められるが、
無能力が露呈したのはむしろ外交の方である。
就任後にアメリカ訪問してブッシュ大統領と会ったけれど、そのエネルギーのほとんどは
自分が火を点けた従軍慰安婦問題の「火消し」に費やされた。
でも、下院外交委員会でホンダ議員の従軍慰安婦問題についての日本政府の謝罪要求決議は
首相訪米直後に通ってしまったから、首相の訪米成果はほとんどゼロだったことになる。
アジア外交についても評価は高くない。
この件についての『リベラシオン』の記事はこんなふうに始まっている。
「日本の安倍晋三首相は彼の前任者である小泉純一郎(彼は五年にわたって中国にとって
『好ましからざる人物』(persona non grata)であった)とおなじく
外交能力を欠如させた人物なのであろうか?というのは、
彼は2006年秋に政権に就いて以来隣国に築いたはずの信頼感を破壊してしまったからである。
いわゆる『従軍慰安婦』の徴募の『強制』的性格を否定して、
彼は『強制があったという物証は存在しない』と主張している。あわせて彼は生存者たち
(韓国人、中国人、フィリピン人、タイ人、ニュージーランド人ら)の証言の信憑性も、
彼女たちは自主的に売春を業としたのであるとして否定した。北京、
ソウル、その他のアジア諸都市は安倍晋三のこの談話に震撼した。」(3月5日)
6月14日のG8についての特派員報告。
「G8終了前に私は次回のG8開催国である日本の安倍晋三首相のスピーチを聴いた。
彼は貧困・開発の問題については一言も言及しなかった。オックスファム・ジャパンの
同職者は蒼白になっていた。記者会見では全員が同じことを考えていた。
これほどのエネルギーと手間ひまをかけてこれほど貧しい成果しか得られないのであれば、
これ以上G8を開催する必要があるのか?」