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九月十日、所信表明当日の朝五時に帰国した時には、
「もう体力的に限界だ。所信表明の前に辞めるべきか」「いやきっと最後はよくなる。大丈夫だ」
という自問自答に揺れていたという。
辞任後、空港からただちに入院してしまえばよかったではないかという意見に対しては、
安倍は、「告白」で、そうした考えは浮かびもしなかったと述べている。
入院について付言すれば、病院に逃げ込むことは、都合の悪くなった政治家の常套手段のようでもあり、
私はそうした「敵前逃亡」だけはしたくないという気持ちもありました。
この発言は、計らずも、この頃の安倍にとって首相の座が権力の蜜どころか、
退却もできぬほど厳しい戦場だったことを示している。
病気で病院に入るのは「逃げ込むこと」ではないし、
安倍は決して「都合の悪くなった政治家」ではない。