12/08/27 01:04:36.07 abBuus2A0
>>262
一般論で言えば、
いじめや虐待を含む臨床家を含む実務家や研究者と
守秘義務、プライバシーの問題って非常に微妙な部分があるの。
ここの所を余り厳密に解釈すると、事例研究はもちろん
公式ルートだけだとそれこそ命に関わる実務上の情報交換にも支障を来す事もある。
もちろん、研究発表の席や書籍では事前に断って事実関係を変更したり
複数の事例を混ぜ込んだりするけどね。
だけど、実務で直接取り扱った近い所から遠い所に、
非公式の情報交換って言うのは研究上、実務上しばしば起こり得る。
マスコミとの接触もしかり。
児童虐待なんかは法律・制度が未整備だった頃から熱意で叩き上げた人達の「顔」でやって来た部分があるし、
そもそも役所自身が秘密を盾に硬直すると現場が実務的にもその微妙な所に頼る部分もある。
野田氏の場合ソーシャルワークの著書もあるけど、スクール・ソーシャルワーカーは
それこそ親子・学校内外の関係機関の間に入る調整役の事だから。
当然、倫理上も法律上も、関係者に迷惑がかからない様に配慮するのが大原則だけど、
現場では誰にどこまで喋るか信頼関係に頼る部分もある。
今回のケースは報道が曖昧過ぎてはっきり言ってよく分からない。
遺族から苦情が出てる時点で何か一線を越えたまずい所があった、それは可能性が高い思う。