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滋賀県大津市の市立皇子山中学で起きたいじめ死亡問題が異様な展開をみせている。
同市の教育長が男にハンマーで頭部を殴られる凶行が起きた。幸い軽傷で済んだが、教育長のもとには
「爆弾を仕掛けにいく」「脇差しを持っている」との脅迫電話が相次ぐほか、中学校にはノコギリの刃が
入った封筒などが届いている。一連の問題、事件はいつ収束するのか。
関係者の不安、動揺は極限に近い。大津市役所の教育長室で１５日朝、市教育委員会の
沢村憲次教育長（６５）が男にハンマーで殴られた。
男は自称、さいたま市在住、私立大１年の男子学生（１９）。教育長が市役所別館２階の
教育長室に着いた際、後ろからつけていた男子学生が無言でハンマーを振り下ろし、さらに
両端に木片が取り付けられた長さ５０～７０センチの針金を使い、首をしめようとした。
殺人未遂罪の疑いで逮捕された学生は大津署に「いじめ問題で真実を隠していると思い、
許せなかった」と話している。
教育長は幸いにも右目の上を切る軽傷で済んだが、こうした凶行を予感させる脅迫などの
事件が７月以降、連日のように続いている。