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去年の１０月１１日当日はイジメ調査が予定されていたというが、
担任の森山先生からそのことが生徒達に伝えられたのは何時だろうか？
そして、その調査とは誰の発意だったのか？
少なくとも、10月１１日の数日前にイジメ調査の予定が森山先生から
生徒達に伝えられた時、被害者少年は少なくとも、事態は自分にとって
何となく良い方向にむかい出しているのではないか？と思ったはず。
無論、加害者達は焦ったろう。合鍵を作って部屋を荒らしたことが
イジメ調査で露見すれば大変なことになるから。
被害者少年が「忘れ物をしたから家に戻る。」と姉に言ったとして、
その忘れ物が何だったか具体的に分かり、それを取りに戻ったことが
自然ならば、被害者少年には自殺する理由がほとんど皆無なことになる
のではないか？
ここで私なりに推理をすれば、忘れ物とはイジメの証拠となる物品
だったのではないか？
そして、事件の３日前の部屋荒らしの目的も、その物品を探すため
だったのでは？
そして、それが正しければ、被害者少年には自殺の意図など微塵も
なかったことになる。