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■今の無力感 はき出して
あなたは今、無力感を持っているんじゃないか。
いじめられている子を「かわいそう」と思い、いじめている子を「最低だ」と思う。
でも、学校はそれを言える場所ではないよね。
僕のツイッターには今、フォロワーが20万人くらいいて、
毎日数百件の悩み相談がきます。そのうち18歳以下は2割くらいかな。
いじめの相談もあります。
今の学校は、とても息苦しい世界だなと思います。
僕が10代だったころのいじめは、限度を超したら、
クラスという「世論」が「そろそろやめろ」と止めていた。
でも今の「世論」は「かかわらないようにしよう」という空気が強い。
だから、どんどんいじめはひどくなる。先生は守ってくれないかもしれない。
そうすると、あなたが1人でいじめられている子を守るのはとても難しい。
僕は、あなたができることをやればいいと思う。
たとえば、いじめられている子に「つらかったら学校休んだら?
お父さんやお母さんに相談してみなよ」って、そっと言ってあげる。
学校って、ひどいいじめを我慢してまで行く場所じゃないです。勉強は学校の外でもできますから。
インターネットを使って、いじめがあることを学校の外に知らせるのもいい。
マスコミや、頼りにできる大人に届くように。あなたの名前は書かなくていいし、
子どもらしい書き方でぜんぜん構わない。
ネットに書くことは、チクることじゃない。
社会への問題提起であり、称えられるべきこと。
あなたのその無力感、罪悪感、やりきれなさをはき出す場が必要だと、僕は思う。
そして、その発信をちゃんと受け取るのが大人の仕事だと思う。
(しもだ・かげき=作家)