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フリーライター宮島理のプチ論壇
親の価値観と無法化した学校
学校における「自治」が崩壊し、無法化した学校で親の価値観が野放しになっている。
いじめとは、親の獣性が子を通してむき出しになった状態に他ならない。
今回の大津市立中学いじめ事件では、テレビなどで多くの人がコメントをしている。
その中で印象に残ったのは、教育評論家の尾木直樹氏による次のようなコメントだ。
「いじめの加害者の(親の)側への(学校による)指導というのはほとんど不可能。
親が子供と同じ価値観。だからそういう子供が育ってくる」
ここまではっきりと教育問題で「価値観の連鎖」を断言するのも珍しい。しかし、まさに
尾木氏の言う通りである。
学校には、「どうしてこんなに意地悪をするんだろう?」とこちらが将来を心配したくなる
ほどの子供がいる。
また、子供のくせに無駄な知恵ばかり働いて、すぐに他人を利用したり、操ろうとする
底意地の悪いのもいる。
私自身、子供の頃は「大人はみんな公正でちゃんとしている」と思っていたので
想像にも及ばなかったが、大人になった今ならある程度は背景を理解することができる。
意地悪をする子供の親は、その親も意地悪か、少なくとも「いじめられる方が悪い」
という思想の持ち主ではないか。サービス業の人に高圧的な態度に出るタイプが多い
と推察する。一方、すぐに他人を利用したり、操ろうとする子供の親は、人間を信頼や
情愛の対象ではなく、自分にとって「道具」になるかどうかで見ている人だと思う。