12/07/17 10:30:15.87 SBUG/tDPP
セスキってどうよw
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「セスキはアルカリなので、油やタンパク質を分解し、石けんなしでも汚れが落ちる」 などと説明していることがあります。
しかし、よく考えると、疑問が出てきます。水酸化ナトリウムのpHは13以上、手で触れないほどの強アルカリです。
でも、セスキのpHは10程度の弱アルカリ性です。pHは、1違うと、10倍の差がありますから、
セスキのアルカリの強さは、水酸化ナトリウムの1000分の1以下です。
また、洗濯用粉石けんの、標準使用濃度でのPHは10~11くらい、洗顔用石けんのpHも10~11です。
これらと比較してみると、セスキのpH10は、洗浄を期待するには、あまりに弱いアルカリと考えられます。
セスキに油を溶かす力があるかを実験してみました。実験は、水道水、0.5%セスキ溶液、1%石けん溶液、それぞれに、ゴマ油を1滴加えて、振り混ぜてみました。
結果は、写真の通りです。石けんはゴマ油を乳化して、白く濁っていますが、水道水とセスキは、油を乳化することはできません(表面に浮いたままです)
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炭酸塩などのアルカリ助剤は、石けんの助剤として使うと、石けんの洗浄力を高めてくれます。しかし、ここで誤解してはいけないのは、
アルカリ助剤は石けんの力を高めるのであって、アルカリ助剤そのものが、油を溶かすわけでも、洗浄力があるわけでもないということです。
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