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大津いじめ、「泣いて担任に電話」と2生徒回答
大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦に自殺したとされる問題で、
市教委が昨年11月に実施した2回目の全校アンケートで、
2人が「(男子生徒がいじめについて)泣きながら電話で
担任教諭に相談したと聞いた」と回答していることがわかった。
1回目のアンケート結果でも教諭がいじめを知っていたことを示唆する回答があり、
市は、近く設置する外部委員会で学校側の認識や対応の経緯などについて調査を進める。
昨年10月に実施した1回目のアンケートに続き、
2回目は「今までに伝えられていないこと」を聞くことを目的に実施、約30人が回答した。
うち2人が「男子生徒が泣きながら担任に、いじめられていることがつらいと電話をしたと聞いた」と記述。
うち1人は「担任はいろんなことを聞いていたのに、
行動を起こさなかったのはなぜか、説明したらどうなんですか」とつづった。
市教委はこの内容について「1回目のアンケート後に学校が担任に聞き取りをし、
男子生徒から電話での相談があったことは確認したが、いじめではなく家庭内に関するものだったと聞いている」と説明。
2回目のアンケートに記された2人の回答については新しい事実ではないと判断、調査は行わなかったという。
(2012年7月14日13時43分 読売新聞)