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元●財務省職員「日本には1000兆円の負債は嘘だ! 本当は300兆円!」
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>いま日本は、1000兆円の負債を抱え、国民一人あたり800万円の借金を抱えている―。
>●財務省はメディアでしきりにこう喧伝するが、
>「実際に●財務省でその係」だった著者によれば、それは一面的な事実でしかない。
>「●財務省がいうことは、発言の範囲では嘘はありません。ただし、全部はいわないのです。
> 都合の悪いことはいわないでおくのですが、嘘はついていない。立派なものです」。
>...
>「都合の悪いこと」とは、特別会計の実像であり、そのさきにある特殊法人、
>つまり天下り制度のカラクリである。そのために彼らが使う強力な武器は、数字だ。
>したがって著者もまた、たぐい希なる数字のセンスを駆使し、
>建国以来はじめて国家財政を「バランスシート」にのせるシステムを構築した。
>
>結果、国民のまえに浮かび上がったのが、
>計18種類もある特別会計の不可思議な実態と、「埋蔵金」の存在である。埋蔵金といっても...
>「特別会計ごとのバランスシートで……資産が負債を上回るとき」の「差額」を指したものだ。
>そこで顕在化した40兆円の埋蔵金の存在を、
>官僚らは「ない」というが「会計的には明らかに存在」している。
>
>この埋蔵金も含め、特別会計が貯めこむ資産のなかには、
>天下り先である特殊法人への「出資金や貸付金」がある。
>本社である国の財政はとてつもない負債を抱えているというのに、子会社である
>特殊法人は、内部留保がありながらも廃止を恐れ、この出資金を手放そうとしない。
>...●財務省がいわなかったこれら資産は、総額700兆円ある。
>つまり資産と負債のバランスでみると、実質的な負債は300兆円。
>1000兆円という数字は、一種の【増税キャンペーン】なのである。
>...『バランスシートで考えれば、世界のしくみが分かる』(高橋洋一著/光文社新書)
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