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「安全・安心」努力に光 京都新聞警察功労賞 平成１８年度９受賞者（特集）
2006.11.11 京都新聞朝刊
大津署地域課 警部補 小網勝さん
「情で落とすか、理論で攻めるか。相手を見て柔軟に対応する」。二十三年間の刑事人生で培った、容疑者の取り調べの技術に自信を持つ。
一九八九年に旧水口町（現甲賀市）で起きた殺人事件では、任意同行の段階で否認していた容疑者の男を取り調べた。
供述の矛盾点を突いて自供させ、事件の認知から二日目のスピード逮捕につなげた。「取り調べは自分の生きがい」と言い切る。
容疑者の生い立ちから罪を犯した理由まで聞き、更生できるよう諭すという。
今は交番勤務で若手署員を指導する。「複雑になった犯罪を解決するため、多くのことを教えていきたい」と話す。５６歳。
年齢が合わないから別人じゃない？