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俵孝太郎
「戦後の日本を悪くした元凶は、日教組、朝日新聞、創価学会、吉本興業」
いつまで続くのか政治の吉本興業化
日本を悪くした元凶に4つあり、日教組、朝日新聞、創価学会、吉本興業、というの
が筆者多年の持論である。列挙した固有名詞はともに日本の特異な風潮の家元とし
て、強い影響力を発揮してきた。
日教組は空想的社会主義と空想的平和主義に基づく綱領のもと、基礎教育には不
可欠な競争と努力、なにより秩序を否定し続け、学力低下と教育荒廃をもたらした。
朝日新聞は朝鮮戦争下でGHQが共産党を弾圧した時代の「伊藤律架空会見記」
をはじめ、「沖縄」「環境」が時代のキーワードになる中でのサンゴ破壊の自作自演写
真、中韓で反日ナショナリズムが暴発するのに合わせたNHKの偏向番組に対する
自民党政治家の「圧力」報道、そして今回の亀井静香・田中康夫「架空会談」まで、要
所要所で虚報や捏造(ねつぞう)まであえてして世論を操作しようとした。
創価学会は国民の1割にも及ばない勢力なのに、「一体不二」を自認する公明党と
のチームワークでなんの景気対策にもならなかった「地域振興券」と称する商品券を
典型とする、財政資金バラまきの推進役を務めた。またかつては社会党や民社党、
いまは自民党との「選挙互助会」を固定化させ、「票」が「議席」に正当にリンクしない
議会制民主主義の歪みをもたらした。
吉本興業は、軽薄・低俗だがわかりやすい一発芸の持ち主をテレビに横行させ、日
本人からじっくり判断する習慣を奪い、愚民化を進めた。
今回の総選挙でこの4つの要素がどう機能するか。日教組と朝日新聞の影は、共
産・社民の党勢とともに薄れつつあるが、政治の吉本興業化ともいうべきコイズミ自
公一体の体制は滑り出し順調のようだ。果たしてこのままいくのか。一発芸は飽きら
れるのも早いはずなのだが。【俵孝太郎】
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