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赤線、青線ともに業者がいて、前貸金で女性を束縛していた。一方、自主売春の女性たちも現れた。これ
らを総称して 「パンパン」 といった。
このパンパンたちも3種に分類されていた。日本人専門と米兵専門、さらにどちらでもOKというもの。米
兵専門では、白人専門と黒人専門、と、さらにどちらでもというものとがあった。上野駅周辺は、このパ
ンパンたちのメッカであったから、サツ廻り (警察廻り) 記者としてはそれらのボス (もちろん女性)
たちとは、毎日顔を合わせて、情報源とするのだった。上野駅からスタートしたパンパンたちは、やがて
有楽町駅のガード下から新橋へと、ひろがっていった。ことにアメパン (米兵専門パンパン) は、そち
らへ移っていったが、発祥地は上野である。
アメパンのひとりと話をしていた時、彼女がターザン (同名の米映画があった) という。映画の話かと思
ったら、ツー・サウザンド (2千円) という。売春代金の話だった。日本人専門のパンパンとは言葉も通
じるし、日本人同士の習慣も共有できるが、アメパンとなると第一に言葉が通じないし、客の争奪戦もす
さまじい。だから、アメパン同士の罵り合いの物凄さは筆舌に尽し難いほどだ。
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