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「あるとき外人に性病が流行りだしたことがあります。それで、基地の司令官から将兵に一ヶ月間の外出
禁止命令が出てしまった。さあ、街はお手上げですよ。外人が出なくなったら、みんな商売にならない。
さっそくバー組合で協議しました。議題は、どうしたら病気をなくせるように協力できるかということです」
そして議論百出の末、「じゃあ、バンスケがもし兵隊と外出して、どこかへつかまえて行くようなところ
を見つけたら、後を尾行しよう」 という方針が決まり、さっそく実行に移されることになった。
「あの当時はまだ小さい懐中電灯なんかないから、提灯をぶら下げて、それで外人とバンスケが歩いている
後をついて行って、どこの家の部屋を借りているかというのを全部メモをとった。もしその外人に性病が伝
染って、いつ、どういう女とどこの家で性病に伝染ったか、それを証拠固めしようというわけです。これは
実際に女と外人が会うのを見張ったんです。今では笑い話ですが」
外出禁止は約一カ月で解除されたが、その間営業があがったりの商店は、随分苦労したということだ
米軍当局によって立川基地周辺の一部への米軍人の立ち入りが突如禁止されたのは、昭和29年の年の暮れ、
クリスマスを控えた21日のことだ。問題は性病だけに限ったことではなかったことは、次に掲げる新聞の
見出しを見ればよく分かる。
▽ 昭和28年8月12日 麻薬、立川中心にはんらん、黒人兵の半数が患者
▽ 昭和29年9月17日 ヤミ洋モクの基地「立川」約五億円流れ出ス