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モリーゾ「なんで、なんでなんだよ!おさない」
おさない「なぁにを今更!」
おさない「俺はこういう奴だろうが!」
モリーゾ「わっからないよ!」
おさない「わかれよ!…お前が目障りだったんだよ。ずっと!
頼むから消えてくれよ!優等生。いつもみたいに受け入れろ!」
モリーゾ「消えられるわけないだろ、こんなことで!」
鈍い打撃音。
モリーゾがおさないに馬乗りになって、おさないの顔を殴っている音。
おさない「ぁぁ……、いてぇ……、(息を吸う)……もう、さっさと殺してくれよ」
モリーゾ「どうして!?そんなこと言うんだよ!?」
おさないの胸ぐらをつかみ
モリーゾ「レヴィに貰った命なのに!簡単に死ぬなんて言うなよ!僕たちに生きてほしいから!……レヴィは死んだんだよ。僕たちがしなきゃいけないのは、こんなんじゃないよ」
おさない「じゃあ、何すりゃいいんだよっ!!……俺には、使命なんてないんだ。アイツみたいには生きられねェよ」
ヤケになって目をつぶり叫ぶ。
モリーゾ、おさないの胸ぐらをつかみつつ引っ張り起こす。
モリーゾ「レヴィはもういないんだ。僕たちが考えなきゃ!」
おさない、モリーゾから目をそらしつつ
おさない「どうやってッ!?」
モリーゾ「誰も決めてくれないんだって!」
おさないの胸ぐらをつかむ力を緩め、うつむき
モリーゾ「誰も……、僕たちのやることに責任なんてとってくれないんだよ!」
おさない「!……ッ」
一瞬目を見開くおさない
モリーゾが立ち上がる。
モリーゾ「レヴィは、偽物の使命に生きたとしても、それでも」
涙ぐむモリーゾ
モリーゾ「自分の命をかけて責任を取ったんだよ。出来るできないじゃない。やるかやらないかだ」
おさない、モリーゾを見上げ
おさない「!……モリーゾ、お前」
モリーゾ「今になってレヴィの言っている事が、分かるなんて」
ジュード「前に進もう、おさない」