12/05/12 14:50:05.74 vlvGkMLX0
目元を彩るメークとして女性に人気の「まつ毛エクステンション」で、目の炎症などの被害が後を絶たず、
業界団体や国が安全対策に苦心している。
人工毛を接着剤でまつ毛に貼り付けるデリケートな施術で美容師免許が必要だが、
無資格が横行するほか、美容師の技術不足も背景にあるという。専門サロンは全国に1万店以上あり、
業界団体は、技術水準の向上を目的に、専門資格の新設を国に要望した。
「数日間はまぶたが腫れてヒリヒリした」
大阪市中央区の女性会社員(29)は約3年前、同市内の専門サロンで施術を受けた際、
接着剤のアレルギー症状が出たという。それでも店を変え、今も3週間に1度は通う。
「リスクがあるのはわかっているが、つけまつ毛より自然な感じで朝の化粧も楽。やめられない」と話す。
流行し始めた5~6年前から健康被害も増加。国民生活センターには「角膜が傷ついた」などの相談が毎年90件前後あり、「潜在的な被害はもっと多いはず」(同センター)という。滋賀や東京など各地で美容師法違反(無免許営業)容疑による摘発も相次ぐ。
業界団体などによると、美容師の養成課程でほとんど指導されず、美容師の国家試験で過去の出題例はないという。
大半の美容専門学校で使われる教科書にも今春発行で2ページ登場しただけ。
免許取得後に講習会などで学ぶが、指導内容にばらつきがあり、見よう見まねの美容師もいるという。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)