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スレ主(妄想性人格障害)の性格行動面の特徴
妄想性人格障害は、妄想性障害の病理研究や臨床活動の中から発見された性格上の問題で、
他者の発言や行動の誠実さ(正しさ)をまったく信用できなくなるという人格構造の偏りです。
妄想型統合失調症のように整然と体系化された妄想(整合性・一貫性のある妄想体系)が見られるわけではなく、
現実吟味能力(現実検討能力)そのものが障害されるわけではありませんが、
妄想性人格障害の人は『現実社会や他者の言動』を客観的に正確に認知することが出来なくなります。
つまり、絶えず主観的な妄想のバイアスをかけて物事を見るため、
『自分がいつも正しい・他者がいつも自分を騙そうとしている』という偏った見方(認知)を修正することが相当に困難になります。
妄想性人格障害では『理性的な思考・論理的な筋道・客観的な根拠』が通用しないことが多く、
具体的な証拠をもとに丁寧に現実状況を説明しても、『理屈を並べて自分のことを陥れようとしている』という強い猜疑心を見せます。