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天皇陛下 冠動脈の精密検査へ
2月10日 17時6分
天皇陛下は11日、東京大学附属病院で心臓の周りにある冠動脈について詳しく調べる検査を受けられます。
検査は、手術などの新たな治療が必要かどうか判断するために行われるということです。
天皇陛下は1年前の去年2月、東京大学附属病院で受けた検査で、心臓の周りを取り囲む冠動脈全体に
ある程度の動脈硬化が認められ、血管の一部が狭くなっていることが分かり、薬による治療を受けられてきました。
しかし、その後の心電図の検査で、日常生活でも、ある程度の運動で負荷がかかると血液の流れが
若干悪くなることがあったため、再び造影剤を使って冠動脈の状態や血液の流れを詳しく調べることになりました。
天皇陛下は、胸の痛みなどの自覚症状がない「無症候性心筋虚血」と呼ばれる状態だということで、11日の検査は、
手術などの新たな治療が必要かどうか判断するために行われるということです。
検査は11日午前11時ごろから始まり、早ければ1時間ほどで終わりますが、天皇陛下は検査後の経過観察のため
病院に1泊し、12日、お住まいの御所に戻られます。
宮内庁は検査の終了後、検査結果や今後の治療方針について発表することにしています。