12/02/04 03:07:10.86 cvVH5mah0
>>657
> 基準案にある
新基準「案」ね。乳児用は20Bq/kgになると予想してたのだけれど、思ったより高いわ。
牛乳は業界団体からの圧力で一般食品と同じにまで落とされると予想してる。
> という新基準は甘いと思いますか?それとも合理的?
「値」は対した問題ではないと私は思ってる。
どういう基準にするのか、立場によって意見が変わるのは当然で、
消費者は「盲目に選んでも安全が確保されてる」状態を望むし、販売者は「売れなくならないように」望むはず。
為政者は「社会が成り立つよう」になるようにしないといけない。
みんなそれなりに正しいわけだから、大きな目で見れば
「社会がきちんと回るような値」であって、「できる限り低い」値にするのが「正しい」の。
で、問題は「社会がきちんと回るような値」がわからない点。
例えば、全ての飲み物が1000Bq/Lに汚染されていれば、それを飲むしかないわけだから、基準は1000Bq/L以上にならざるを得ない。
ごく一部の生産者の飲み物だけが1000Bq/Lなら、それを廃棄して補償すれば社会は回る。
なら、議論するべきは、「何Bq/kgの基準にしたら、何割が廃棄になるのか」という点。
食料が足りるのか、経済が成り立つのか、被害を受けた生産者を助けるだけの社会的余裕があるのか、
それらが可能な範囲で、ギリギリ低い値にするべきなの。
それを知るためには、「たくさんの調査」が必要。
食品の放射能も変わるし、想定外の濃縮とかもあるので、「頻繁な基準の更新」も必要。
迅速さが全然足りないのが一番の問題。
牛乳のように、碌に調査もされていないのに基準を作ろうというのもおかしい。
そもそも「1mSv/yearに収まるから~」とか言ってる時点でナンセンス。
「~以内に収まる」議論をするなら、「無視していいレベル」と国際的に認められているクリアランス基準の10uSv/yearでやるべき。