12/01/22 14:56:19.52 rj+n/UwRi
○中世日本史で、学問的に「王」や「王家」を使うのが普通。
→使うことはある。しかし、国内のパワーバランスを議論する
枠組で使う。ドラマの時代考証担当の本郷氏は、
「王家」の表現は、「東アジアの中の日本、世界の中の
日本を考える際にも有用である。」と発言していることから
学問的な枠組としては異なる。
○歴史考証担当の本郷氏は「東アジアの中の日本、
世界の中の日本を考える際にも有用」
とは言っているが、華夷秩序を言っているのではない。
→支那の華夷秩序以外に取り方があったら教えてください。
○正岡子規など明治の文豪も「王家」の用例がある。
→「王家」を歴史学や文学で適切な文脈で使うことは
許容されます。しかし、NHKが、他に適切な表現があるのに
平家物語原典のセリフや地の文にはない学問的にも
定説でもなく、華夷秩序を想起させる「王家」をアジア
での交易がテーマになるドラマで使うかが問題なのですね。
また、明治時代の文学表現と平安末期がどのような関係が
あるのかご説明を。