12/02/01 19:24:41.89 C2IcJJL20
２０１１年の韓国輸入ビール市場で、アサヒビールが日本メーカーで初めて、首位になったことが、
１日わかった。韓国ではキリンビールが昨年末に家庭向け市場に参入したほか、サッポログルー
プは先月、現地の販売会社に資本参加。サントリー酒類も前年の約２倍の輸出を計画するなど、
各社が攻勢を強める。
アサヒは２０００年に主力の「スーパードライ」の輸出を開始。０４年にロッテグループの酒類
販売会社に１５％出資し、販売を本格化させた。１０年は蘭ハイネケンに次ぐ２位だったが、１１
年は前年比２２％増の１万２５５０キロリットルを販売し、シェア２８．３％でトップに立った。最需
要地のソウル市で、１０年から南北２支店制にして営業活動を強化。昨春からは人気俳優を起
用したＣＭを放映するなど、「都会的で高品質なイメージを打ち出してきた」（同社）ことが奏功
した。
キリンは韓国最大手ハイトジンロと４年に販売代理店契約を締結。飲食店向けに「一番搾り」
の小瓶を販売してきたが、昨年末に缶の輸出を始めた。また、月内にも業務用の「樽生」の輸出
を始める予定だ。
サッポロは先月末、韓国で同社のビールを販売しているエムズビバレッジ（ソウル市）に１５％を
出資。非常勤取締役を送るなどして、主体的に現地販売に取り組む構えだ。北海道への観光客
が多い韓国では日本の「サッポロ」の知名度は高く、「３年後に韓国の輸入ビールで首位を目指
す」と鼻息が荒い。
大手のＯＢビールと組むサントリーは１０年末に飲食店向け小瓶の輸出を開始し、昨秋には缶
も追加した。後発だが、高級ビール首位の「ザ・プレミアム・モルツ」が、日本のビールに高級感
を求める消費者に受けており、今年は大幅増を目指す。
輸入ビールは韓国市場の３％程度に過ぎないが、「高級ビールに位置づけられていることを考
えると、小さな市場ではない」（業界関係者）。成長率は１０年１５％、１１年１２％と高い。日本や
日本食への関心が高いため、海外の他の市場と異なり、欧米のビール大手と互角に戦えること
もあり、日本勢の取り組み強化は今後も続きそうだ。
ソース：SankeiBiz 2012.2.1 17:07
URLﾘﾝｸ(www.sankeibiz.jp)