12/08/31 17:58:11.98
LEC講評の抜粋
本年の全体的な難易度は、平均点で見るとほぼ昨年並みといったところである。た
だ、LECの成績診断のデータによれば、正答率75%以上の基本問題が昨年よりも減
っており(昨年32 問→本年23 問)、その中で平均点が維持されているのであるから、
合格ラインはわずかながら上がることも予想される。
科目別では、雇用保険のブロックと一般常識のブロックが比較的低いが、総合点で
合格レベルにあると思われる方は大半が4点以上獲得しているので、3点救済となる
可能性は非常に低い。
【選択式】
トータルで見ると、昨年よりは明らかに点数が上がっている。その中で出来が悪か
った2科目の取扱いが合否を分けることになる。
LECの成績診断のデータでは、厚生年金保険法と社会保険に関する一般常識の2
科目が平均で3点を下回っている。また、この2科目は、2点以下の方の割合が35%
を超えている。点数的には、2点救済となって何ら不思議ではない。ただ、気になる
のは、①厚生年金保険法については4択方式で出題されたこと、②社会保険一般常識
については社労士法からの出題で「実務の常識」を含む内容であったという点である。
厚生労働省や全国社会保険労務士会連合会が、合格者を絞り込みたいという意向で
あれば、1科目のみ救済、又は2科目とも救済なしとなる可能性も捨て切れない。
合格推定ライン
【択一式】
各科目4点以上、合計47 点以上であれば、合格圏内である。
救済科目が出る可能性は、非常に低い。
【選択式】
各科目3点以上、合計28 点以上であれば、合格圏内である。
2点救済の可能性がある科目としては、厚生年金保険法、社会保険に関
する一般常識である。