12/02/01 18:09:43.42
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その日は朝から、電話も鳴らなかった。四つの机と接客スペースからなる小さなオフィスは、
いつも以上に静かだった。
「いったん、事務所を閉めようと思うんだ」
司法書士のケンジさん(30)が切り出すと、事務所を共有する会社経営者の友人もうなずいた。
苦しい状況は、お互いにわかっていた。
昨年、司法書士として得た収入は300万円。ほとんど経費で消えた。生活のために午後6時に
事務所を閉めた後、夜11時までバイトをする毎日だ。
「こんな状況では、子どもも持てない。再就職するなら、今しかない」
銀行を辞めて以来、自分の市場価値を知るために転職サイトに登録していたが、提示される条件は、
どんどん厳しくなる。
(AERA 4月13日号)
みなさんも廃業の決断は早めにね!
【低収入】廃業する司法書士【電話も鳴らない】3
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