13/01/19 12:09:10.21
>>132-137
簡潔に回答します。
①方便ではあるが、嘘ではない。真実に導くための方便であって、その中に真実の一部は説かれている。
②確かに、表面的には、今は末法の時代。しかし仏は永遠不滅であり、その仏の教えを信仰し、実践(修行)すれば、成仏できる。
③「無量義経」を偽経だと考える学者は、大乗非仏説を唱えている学者であり、その説に従うならば、全ての大乗経典は偽経になる。天台宗・日蓮宗などでは偽経とは考えていない。
④五時八教の教判には、化儀の四経と化法の四経が説かれている。化儀の四経とは、釈尊の教えを段階的に(教えの優しい順から難しい順へ、つまり、多くの方便からだんだん真理へと段階的に説かれている。
ただし華厳経は対告衆がなく、仏陀の教えを仏陀自身のために説いたとされている。化法の四経は、衆生の機根に合わせて説かれている。
⑤助からない浅識を、助けるために、多くの方便の経を説いて、最終的に法華経に導き、法華経で救われるように説かれている。
⑥『法華経』の「薬王菩薩本事品」には、法華経の信仰によって阿弥陀仏に救われ、極楽往生ができると説いてある。
また、さとりの五十二位の件は、天台の教えは「圓頓」であるから、悟りに至るまでの階梯がない。即ち信仰即成仏、修行即成道となる。