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寺子屋 ランボー法師 第十四章 新婚家庭にお仏壇
初めて亡なつたかたがでた時、お仏壇を求められるかたが多いのですが、仏教徒であれば
結婚したときに、お仏壇を求めるのが一番良いのです。
死人もいないのに仏壇を買ったら縁起が悪いなどとよく聞きますがそれは認識がちがいます。
お仏壇は信仰のために、仏様をお祀りするためのもので、その家に亡くなった人が出た時、
仏様の御利益にあずかりたくて、位牌を下の段に置かせていただくわけで、主賓はあくまで
も仏様です。お仏壇の最上段は、須弥壇といって仏様の場所なのです。
その須弥壇の中央に位牌をお祀りしていることがありますが、そのままでは仏様がおりられ
ませんので、先祖霊を導いてもらえず成仏はできないのです。
須弥壇の右も左も同様に位牌をお祀りしてはいけません。
信仰の目的のひとつに、家内安全無病息災がありますが、仏様におりていただかなくては、
物事は始まりません。
その為に、仏像を須弥壇にお祀りし法力をもった僧侶に開眼してもらいます。
ここで注意をすることは、法力をもった僧侶でないと仏様の魂が入らないのです。
まさに仏作って魂入れずです。
これでは仏様に守ってもらうことができません。
仏様に魂がはいると、そのお仏壇の中が、ほのぼのとした暖かみを感じるようになり、
自分が小人になってお仏壇の中の須弥壇にかりに入ったとしたら安心し、心穏やかにそこに
いることができるように思えてくるのです。
仏様の魂が入っていないお仏壇は、なんとなく暗くて寒い感じがします。
先祖霊から見ると暗くてお供物もハッキリとは見えずいただく事もままならぬ事になります。
次にお仏壇を設置する所も大切で、そまつになる所と北向きは避けたほうがよいのです。