14/03/22 13:37:45.05 24Oea8KN
>>819
“理想の圧縮比は14か?”の話でなくて“理想の膨張比は14か?”の話だよ。
圧縮比=膨張比じゃないって考え方です。
圧縮比の話で言えば、日本のレギュラーガソリン規格(RON89)のオクタン価から
ノッキング限界は理論上10に設定しても問題はないしその方が解り易いからだよ。
燃焼室の冷却性を上げたりスワールなどで乱状態を作り出したり
アイドリング回転数が高かったり車体そのものが軽かったり等々すれば
ガソリンエンジンの圧縮比を10以上にを高めることは可能だよ。
ただ「このエンジンは圧縮比いくつだ」とか「あのエンジンはいくつだ」とか言い合い出したら
話が訳の解らないことになってしまうから、あえて理論値10で展開しようとしてるんだよ。
ノッキングを気せず制限なく吸気が可能ならばトルクを向上させることができるから
耐ノック性能向上の研究開発も進んでいるよ。
ただし、クルマの場合、出力を調整しながら様々なモードで走らせなくてはならないから、
最も多用される部分負荷時にポンピングロス(スロットリングロス)なしで出力制御しながら
急速で安定した拡散燃焼を実現させなければならない。
これってとても難しいことなんだよ。
ただでさえややこしい話は論点を明瞭簡潔にして進めたほうが良いからね。
ちなみに「燃料の浸撤技術」って何ですか?
直噴した軽油でピストンを貫通させるって意味じゃなさそうだし…。