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≡≡ 面白いエンジンの話-12 ≡≡ - 暇つぶし2ch661:にゃんこ
14/02/21 23:05:36.82 QpTLwfhl
>>658
んー。
吸入容積を変えるというのは、吸気バルブの閉じタイミングを早くするか遅くするか
ということで実現してるわけだよね。
閉じが下死点より早ければ、たとえば70%吸気をした時点で吸気行程が終わる。
下死点より遅く閉じる場合は、一旦100%吸気をしてから、もう一度70%まで吐き出し
そこから圧縮行程に入る。
そういうわけで、一般的に、「ミラーは圧縮比<膨張比なのでうんたら」という説明が
されているのだけど、僕はそんな考え方は必要ないと思うんだわ。
要するに、閉じタイミングを変化させることで、吸入量を変化させているんですよ。
つまり、スロットルバルブと同じなんだ。
もし電磁バルブが実現すれば、開きタイミングを上死点固定にして、閉じタイミングだけ
可変なんてことができるわけで、そうすればスロットルバルブを完全に代替できる。
可変バルタイは吸入容積とか圧縮比を変化させる、などとややこしい言い方をするよりも、
吸入量を変化させていると考えた方がずっと簡単になります。

膨張行程で大きな仕事ができるという理屈は、燃焼室容積が小さくなった分、
(同じシリンダ容積ならば)膨張比が大きくなるから。
同じ大きさのシリンダの中で、
大量の混合気で大きな熱エネルギー発生させたら、全部を回転エネルギーに変換しきれ
ないうちに排気弁が開いてしまう。
少量の混合気で少ない熱エネルギーを発生させたら、十分に回転エネルギーに変換
しきってから排気弁が開く。混合気の減少分、燃焼室容積を大きくしたらもっと効果的だ。
で、その分排気温度は下がる傾向にあるわけよ。

ロングストロークが燃費が良い、というのは何か理由があったはずだけど、忘れた。

あと、NAとIC付き過給の吸気量の比較は単純にはできないです。
NAの最大吸気量は100%、IC過給が150%だったとしたら、後者の温度が高いのは
当然ですが、そもそも吸気量が違うわけで、比較にならない。
かといってIC過給でスロットルを閉じて100%にしても、やはり比較にならない。
ただ、それでもICによる冷却が耐ノック性の向上と、燃費の改善に役立つということは言えると思います。


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