12/12/10 22:35:03.40 Hj6ft25M
近年, 東工大自身が「東工大らしい入試」をすると言っており,
特別入学資格試験 (平成 24 年度から廃止) を試みるなど斬新な
入試改革に取り組んでいる様子は外部からも伺われる。ここから
総合学力のある学生をとりたい東大に対し
理系学力を特化した学生をとりたい東工大
のように, 東大と東工大の「住み分け」を進めているとも見ることができる。
「理系の学力に突出しているものさえあれば東工大に入れる」
ということになるが, このような方向性の一つとして来年度からの
センター試験がある。 東工大の場合, 平成24年度からは
大学入試センター試験は, 950 点満点のうち 600 点さえ取れれば
2 次試験に進め, さらにセンター試験の結果はそれ以降用いない
ことになっている。
(注: 一部の受験生は 900 点満点のうち 570 点が基準点である。)
したがって, 地歴・公民を全く勉強しないでもかまわないということにも
なる。これまでは, センター試験の結果が最終合否に関係するから,
少しでも点をとるために, 地歴・公民が苦手であっても学習する意味
はあったが, 600 点以上はいくら点をとっても同じなので今後は
地歴・公民をまったく学習しない受験生も現れるだろう。
例えばセンター試験で
英語 140, 数学 180, 理科 180, 国語 100, 地歴 0
で 600 点になる。
以上のようなことから, 東工大は決して東大を諦めた人が行く大学ではない。
誤解が多いことなので改めて記しておいた。