13/03/07 12:02:02.37 niKVETQS
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■繰り返される過ち 支店はまるで「幼稚園」
そして、その反省は生かされることなく、同じ過ちが繰り返されようとしている。
「うちの支店はまるで幼稚園ですよ」。
メガバンクで法人営業を担当する30代前半の中堅行員は自嘲気味に話し始めた。
「就職難だった私たちの世代は、バブル世代の2割程度しかいない。圧倒的に中堅層が少ないのに、本部は下の世代をまた大量採用している。
自分の仕事で手一杯なのに、若手の教育なんてとてもできない。 上はいったい何を考えているのか」
メガバンク各行は直近の5年ほど、いわゆる就職氷河期に絞っていた行員を補充する意味合いで、 新卒採用を一気に増やした。
そのため支店によっては営業部隊の半分が2~3年目の行員で占められるという事態も起きている。
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結果として経験の浅い20代行員が営業の最前線に立っているため、融資のトラブルが急増しているという。
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あるメガバンクの株主総会では、「支店の営業担当者のレベルが低過ぎる」と株主からヤリ玉に挙げられたほどだ。
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銀行の業績は、マクロ経済の状況に左右される側面が強いため、採用面においてもある程度の山や谷があるのは仕方がない。
とはいえ、これまでの採用戦略はあまりに行き当たりばったりで、行員たちは振り回されっぱなしだ。
銀行最大の財産は「人」であるはず。その財産を生かし切れない戦略を採っている限り、
行員たちの実力は向上せず、ひいては銀行自身の実力さえ低下させる事態を招きかねない。 (「週刊ダイヤモンド」編集部)