12/10/26 00:33:53.99
>>778の続き
パソコンにソフトを挿入し、起動したものとは・・・・・。
画面が立ち上がり、ワープロ講座、表計算講座、MS-DOS講座などの文字が現れました。
「ワープロ、表計算・・・・・・・MS-DOSだって!?」
今時MS-DOSで起動するソフトなんてあるもんか・・・・・・。
「いつの時代の話なんだ・・・・これは・・・・・」
絶望的な気分に浸りながら、私はとりあえず表計算講座を始めることにしました。
私自身、簡単な表計算は出来るものの、関数を使う計算となると苦手だったのです。
ところで皆様は表計算ソフトと言えば一般的に何を思い浮かべるでしょうか。
もちろん「Excel」であることは疑いも無いでしょう。
しかし・・・表計算講座はMS-DOS上で動く「1-2-3」という表計算ソフトを使う前提のものだったのです。
「1-2-3なんて表計算ソフトを使っている人なんて見たこと無いぞ・・・・・」
そう思いながらも、私は表計算講座を進めました・・・。
セルへの入力の仕方、足し算から割り算までの計算方法、そんなものはもう理解しています。
しかし、その他の基本操作の解説を終えて、表計算講座は呆気なく終了しました。
「え？・・これだけ・・・・たったこれだけなのか・・・・・・」
あまりの呆気なさに、私は机に頭を伏せ咽び泣きました。
涙の向こうの画面には「おめでとう、よくできました」との文字が表示されていました。
続いて私は、力の無い指でワープロ講座をクリックしました・・・・・。
つづく