10/01/17 22:24:39 F8l/DL7A
「重感染」を考える [医療のトピック]
URLリンク(rokushin.blog.so-net.ne.jp)
患者さんは4歳のお子さんで、
今年の7月、急な発熱の翌日に、
遺伝子検査で新型インフルエンザと診断されています。
診断の時点からタミフルの内服が開始されました。
ところが…
その翌日、熱が下がったにも関わらず、
お子さんの呼吸状態が悪化。
肺炎を来たして入院します。
入院時に再度遺伝子検査を行なうと、
その結果から、ウイルス量は減少していることが想定されました。
何故、ウイルス量が減少しているのに、
肺炎は重症化しているのでしょうか?
新型インフルエンザとヒトメタニューモウイルスの、
「重感染」を起こしていたのです。
ワクチン(接種)の直後に感染が起こると、
その感染の症状が増悪することは、
理屈から言っても、ありうることだと考えます。
現在の新型インフルエンザは、
「重感染」を起こし易いウイルスであることは、
どうも間違いがなさそうです。