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ミシュランは銀座二つ星「フグ中毒店」をどう裁く?
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
『ミシュランガイド』に星つきで掲載されるとなれば、それはまごうかたなき“名店”である。
その“名店”で中毒事故が起きたら―11月10日夜、35歳の女性が東京・渋谷区内の病院に救急搬送された。
口がしびれたり、頭痛がするという。症状はフグ中毒のそれと一致、中央区保健所はフグによる食中毒と断定した。
女性はその日、男性と2人でフグ刺しやフグちり、唐揚げを食べたのだが、普通ならそれで中毒を起こすことはない。
実は、裏メニューの「肝ポン酢」も食べていたのだ。
「この男性客は常連で、店は彼の求めに応じてこの日も含め数回、肝を供したとのことです」(社会部記者)
そしてこの店が、『ミシュランガイド』2009年版で一つ星を、10年版以降二つ星を獲得している銀座の「ふぐ福治」だったのだ。
松コースでひとり3万4650円だから、お値段ももちろん“名店”である。
猛毒テトロドトキシンを含むトラフグの肝臓は、絶対に食してはならないと厚生労働省の通知で定められた部位。
それを供して中毒患者を出したとなると、「営業停止や、ふぐ調理師免許の剥奪など、
厳しい行政処分が下るはず」(同)なのだ。
こんな失態があれば当然、『ミシュラン』の掲載に影響は出ると思うのだが、
「今回の件は、私どももびっくりしましたが、掲載については
あくまでもお皿の上の料理、正式なメニューの料理について評価し、
星をつけています」と、ミシュランガイド広報は言う。
つまり食中毒が出ようが、店主が違法行為で摘発されようが、料理の味が落ちたり、
店自体がなくなったりしない限り、掲載は続くということ?
「そういうことになります」(同)
折も折、12月2日には『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2012』が
発売される。その時初めて、「ふぐ福治」が引き続き“二つ星”なのかがわかる……。