対戦フォームは「ピアニスト」 特徴的なのは、その指づかいだ。パンチやキックを繰り出すためには、右手でボタンを正確に押せるかが鍵となる。ボタンを押し間違えないよう、指の腹でパンパンと強く押したくなるところだが、アルスランさんは指をほとんど動かさない。 代わりに指を立て、ピアノでも弾くように優しくトントンとボタンを押す。手首を1センチほど上下させるだけで、指は固定されている。 また、キャラクターを前後左右に動かす左手のレバーも、動きこそ小刻みで素早いが、軽く握る程度で腕に力みはない。肩を張らず、背筋を伸ばし、目線がぶれない。プレー中は、まばたきさえも極端に減る。 この「省エネ」フォームが、安定したパフォーマンスにつながっているようだった。
対戦フォームは「ピアニスト」 特徴的なのは、その指づかいだ。パンチやキックを繰り出すためには、右手でボタンを正確に押せるかが鍵となる。ボタンを押し間違えないよう、指の腹でパンパンと強く押したくなるところだが、アルスランさんは指をほとんど動かさない。 代わりに指を立て、ピアノでも弾くように優しくトントンとボタンを押す。手首を1センチほど上下させるだけで、指は固定されている。 また、キャラクターを前後左右に動かす左手のレバーも、動きこそ小刻みで素早いが、軽く握る程度で腕に力みはない。肩を張らず、背筋を伸ばし、目線がぶれない。プレー中は、まばたきさえも極端に減る。 この「省エネ」フォームが、安定したパフォーマンスにつながっているようだった。