13/10/30 22:30:49.83 yi0cNyMY
様々な工夫を凝らすこと、安価なもので代用することは意外に大切なことだ。
鉄道模型とは予め年月と、多額の費用がかかるものであるからだ。
工作、塗装、走行、レイアウトは一朝一夕に成るものではない。
物事には短期でできるものと、長期でないとできないものとがある。
鉄道模型は後者である。エアゲージャーは長期で物事を考えることが苦手なため何もできない。
私の波打つレイアウトは落ち着くまでに約五年を要した。
この五年間対処し続けた箇所は1ヶ所だけである。
板の反りの進行によるものである。その他は約二年でほぼ対処は終えた。
呑気と言われるだろうが、私にはレイアウトより図面のほうが優先順位が高かった。
一カ所だけなら板を交換しても良いのだが、私は薄い板材の使いこなしに拘りがあった。
安価なものを使いこなしで用いることが民生用としては大切なことだと思っている。
つまり、安物を使いこなせないと、高価なものしか使えなくなるのだ。
本来の用途が軍事用のものや、性能の高い部品などはコストがかかるため高価になる。
それを庶民に手が届くようにしてきたのが戦後の我が国だ。
五年間面倒ではあったが、私は5㎜の板厚でもレイアウトを作れる術を身に付けた。
走行力が低いから板厚を十分確保したレイアウトにせざるを得ないのだ。
本来はN相当であろう。板厚を増すと当然高くつくことになる。
私は大幅なコストダウンを図ることができた。
その浮いたお金を図面に回していたわけだ。
だが真似して失敗しても責任は取れない。
私の走行力を以て走れるようにしているので、誰でもできるわけではない。
この話は今後触れる予定だが、玄人向けの内容である。
板厚ペラペラの安物レイアウトの上を、高価な芋モーターの模型が走る。
主任て変な奴と思うだろうが、私は切れるコストは切る主義だ。
図面の入手は資金不足に陥る程困難を極めたが、波打つレイアウトが安価のため乗り切れた。
全てを上手く運ぶには、工夫が如何に大切かがおわかりいただけただろうか。
高い走行力を身に付けたため、レイアウトにかかる費用の大幅な削減を可能にした。
そして、図面とレイアウトとを諦めることも先延ばしもせず、両方を手中にした。
鉄道模型はカネばかりかかる厄介な趣味だ。
頭を使い、創意工夫で乗り切るしかないと言うことだ。