07/05/27 17:54:00 Z88eUmlF
皆様からのレスありがとうございます。
さて、Nゲージのパイオニアたる関水金属=カトーが「乱入」とは一体いかなる意味のことなのか?とのご質問をいただきました。
どうやら私の言葉が足りなかったようですね。
最初に関水金属は日本で最初にNゲージ鉄道模型を発売して以来、常に業界をリードしてきたということは当然の前提として話を進めます。
この話のポイントはセキスイではなく、トミックスという道床つきレールを核とするトータルシステムの登場をどう評価するかという事なのです。
Nゲージ製品の歴史を模型鉄道体系としてマクロ的に振り返ると、
1976年にトミックスが登場するまでは、Nゲージは既存のHOゲージに準じて車両とレールに重点がおかれた製品化傾向がありました。(ホームや駅舎が製品としてあったHOよりも極端なくらいに!)
そして、HOにはあった道床つきレールもNゲージには見あたらない等、初心者にはとっつきにくい面もありました。(フライシュマン社のレールは道床つきでしたが国内でどれだけ入手できたでしょう。)
トミックスの登場以後は道床つきレールにより、タタミの上でもより快適な運転が出来るようになったばかりか、日本型のホームや駅舎も製品化されてレイアウトを持たなくともお座敷運転という楽しみ方がNゲージでも容易に出来るようになりました。
めでたしめでたし。
こんな感じになるかと思います。(それ以降のことは省略)
そんな時期にエーダイが同じ道床付レールシステムを異なる規格で製品化すれば同種の製品の競合となり、販売競争も起こるでしょう。
また、先行する他社製品を追いかけること自体挑戦です。
このことを「エーダイがトミックスに戦い(を)挑んだ」と表現した訳です。
(続く)