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ドイツ戦前親父へのメール
「父ちゃん、俺先発だよ!」
「対ドイツ戦の戦術会議がプロテアホテルのとある1室で行われていた。
ペドロは座り聞き入っていた、デルボスケがスタメン発表をすると
予期せぬニュースに彼は固まり、反応が遅れたようだった 彼は選ばれたのだ。
指揮官はドイツの守備陣を驚かし、ラームにオーバーラップさせないように
イニエスタとポジションをチェンジを行い、自信を持ち、自由に攻撃するよう指示した。
もちろん相手にプレスを掛けること、バルサでいつも彼がやっていることだ」
”デルボスケのトーンが変わった”
落ち着いてやれ、そうすればドイツはお前を怖がるだろう、ラームもお前を怖がるだろう。
彼のオーバーラップを邪魔してスペースを見つけるんだ”監督はペドロにグアルディオラのことを思い起こさせた。
毎試合何を求めているかを細部に渡って漏らさず指示し、選手たちの知性に絶対の信頼を置いている人のことを”
ペドロは感激のあまり、父親に伝えずにはいられなかった。
彼の父親は不況のあおりで、建設現場をクビになりガソリンスタンドで働かなくてはならない状況にいるのだ。
しかし南アからの父への電話は繋がらない。
そこでペドロはカロル、2週間南アに滞在している彼のガールフレンドとコンタクトを取り
家族にスタメン出場の一報を伝えてもらったのだ。
その後父に彼はメールを送った
”俺先発だよ!”彼は最も愛する人間と分かち合いたかったのだ。