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無縁仏が急増!? 大阪市の慰霊祭では過去最多1500人超
都市部で顕著 2010.9.8 00:00
死亡後、遺骨の引き取り手がいない大阪市内の無縁仏を供養する慰霊祭が8
日、大阪市設南霊園(同市阿倍野区)で行われる。今年の対象者は過去最多
の1524人に達し、10年前の1・8倍。全国の都市部では無縁仏は急増
しており、高齢者の所在不明が相次ぐ中、関係者らは「無縁仏の増加は現代
の人間関係の希薄化の象徴」と話している。慰霊祭で供養されるのは、平成
20年9月から1年間に5カ所の大阪市立斎場で火葬された後、引き取り手
がなかった無縁仏。年々増加傾向にあり、20年前(平成2年)の慰霊祭で
は413人、10年前(平成12年)は840人だった。大阪市によると、
これらのほとんどは、本人の身元が判明しても家族の行方がわからない人。
8割以上を生活保護受給者が占めるという。専門家らは「無縁仏は全国的
に急増している」と指摘しているが、1人暮らしの高齢者が多く、「あいり
ん地区」(西成区)など日雇い労働者も多い大阪市は、特に顕著だとされる。
身寄りのいない高齢者らの生活や葬儀をサポートしている財団法人「日本ラ
イフ協会」(東京)は、「親子が遠く離れて住むケースが増え、家族の消息
がつかみにくくなるなど絆が崩壊している」と指摘する。家族の所在が判明
しても「墓がない」との理由で遺骨の引き取りを拒否されたり、「子供に迷
惑をかけたくない」と自ら無縁仏を選ぶ高齢者もいるという。さらに「この
まま家族の崩壊が進めば『死亡を申告してくれる家族がいない』という人は
増え、所在不明のお年寄りも増えるばかりではないか」としている。
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