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フランスの川底から2000年前の古代ローマ船とお宝を発掘
ナショナル ジオグラフィック日本版 4月8日(火)14時3分配信
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
かつてローマ帝国の支配下にあった南仏の町アルル。その水運を支えたローヌ川の底から、約2000年前の木造船が発見された。
2004年の夏、南仏の町アルルを流れるローヌ川で考古学調査をしていたダイバーが、水深4メートルの川底の泥の中から木材の塊を発見。
これが紀元1世紀に河川交易のために建造された、全長31メートルの古代ローマ船の一部ということがわかった。
紀元1世紀のアルルは、ローマ帝国から属州ガリアへの玄関口だった。地中海各地から集まった物資は、ここで川船に積み替えられ、北の属州へと運ばれた。
アルルの人々は、かのユリウス・カエサルから軍事支援への見返りにローマの市民権を与えられた。
現在の町の中心であるローヌ川左岸には、2万人を収容した当時の円形闘技場が残っている。
一方、町の繁栄を支えた全長1キロにわたる港があった右岸には、たいした遺構はない。
ただ、ローマ時代のごみが川底に沈んでいるだけだ。
そのローマ時代のごみというのが、素焼きのつぼ「アンフォラ」だ。
当時、ワインやオリーブ油、魚醤などを帝国内の各地へ運ぶ容器として数多く使われていたが、古代ローマの人々はほとんどを使い捨てにしていた。
見つかった木造船は、川へ捨てられたアンフォラと泥の層に2000年近く埋もれていた。そのため船体の大半はほぼ原形をとどめ、最後の積み荷や、乗組員の私物まで残っていた。