12/06/02 21:54:26.71
>>277
許容応力に対する終局耐力は、RC:1.1~1.2倍。S:1.4~1.7倍なので、SRCはこの中間
従って、同じ地震力で許容応力度設計された建物は、RCよりSRCの方が終局耐力は大きい
又、荷重履歴もRCは、剪断補強を十分しても逆S型なのに対して、
SRCは、紡錘形の要素が大きいので吸収エネルギーの量も大きい。
と言う事で、RCよりSRCの方が、耐震性に勝ると言えます。
SRCの許容応力は、累加式によってますが、
かなり崩壊が進むまで平面保持で計算した耐力を保持します。
これは、累加式より大きい値を示します。
荷重が増え、部材崩壊が進むと、耐力低下し、SRCの耐力は累加式に近づきます
最大耐力発生までの実際の耐力は、SRCは設計で期待するより大きいのです。
従って、最大耐力に達しない地震に対しては、RCより確実に安全なのです。
回答 構造設計一級建築士 初回区分Ⅰ合格者