12/12/05 20:31:48.13
部屋の窓から隣の家のリビングが見える
テーブルの上にうまそうなイナリズシ
隣の家のイナリズシはどんな味がするのだろう?
忍び込もうか?
この薄暗い部屋を出て幸せ一杯の家族のリビングへ
そしてイナリズシを頂くのだ
もうすぐ夕日が沈む
あの子が帰ってくる
食べたい
奪いたい
耐えられない
息をしてるのも辛い
あの子が食べるはずのイナリズシ
僕の胃袋に放り込みたい
廊下から皿を置く音
コトリ
ドアを開けるとイナリズシ
久しぶりのイナリズシ
頬張りながら涙を流す
隣のイナリズシへの興味も失せた
我が家のイナリズシはこんなにも美味い