13/06/14 19:20:23.66 3wBp2QBZO
「フギャー!」
ヌケサクはキングオブガトーに顔面を執拗にかきむしられていた。いや、噛みも入っていたかもしれない。
ヌケサクは後ろによろめき、段ボールを後方に投げ飛ばし、山茶花の茂みに倒れ込んだ。
一連の騒ぎを聞きつけて周りには何人か集まってきていた。
段ボールが空中に投げ出され、中に入っていた子猫はまばらに近くの池の方に飛んでいった。
「あんた何やってんの! ワレ出てこんかい。」
いつの間にか地域猫のアラフォー女がヌケサクの倒れた山茶花の茂みに向かって叫んでいた。