12/12/11 23:52:07.39 Eir7buioO
>>639
今日は無理やり仕事を早く終え、同僚達の冷たい視線を感じながら職場をあとにした。
この公園の中で、今夜よそ者達による催しが行われようとしている。盗み聞いた内容から、私の直感が正しければ、野良猫が関わる犯罪めいた催しが行われるはずだ。
普段見慣れない人達がいないか探しながら公園を歩いていると、アラフォー女の姿を見つけた。
「今晩は」
アラフォー女とは顔なじみなので私は挨拶をした。アラフォー女は私の方を見てコクリとし、見慣れない女の人と何やら話し込んでいる。
「協力ありがとう。 今日はうまく行けば虐待現場を抑えて警察に突き出せるかもしれない。少なくとも顔だけは拝んで写真に収めるから」
「猫ボラの結束を甘く見んなっちゅうの」二人の会話から想像すると、今日の催しと何か関係がありそうだ。アラフォー女に引っ付いておけばオフ会に参加しそびれる事は無さそうだ。
私はアラフォー女にさりげなく公園の野良猫の話で二人の興味を引き、その場に自然に混ざることに成功した。