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◆野菜好きだったネアンデルタール人
もっぱら肉食だったとされるネアンデルタール人の評価に疑問を呈する研究結果が最近増えている。
彼らが肉食だったという前提はこれまで、より幅広い食物の選択肢を持つ現生人類が、張り出した眉を持つこの近縁種に比べ生存競争で優位に立てた根拠とされていた。
「われわれの研究結果によって、ネアンデルタール人が草食を行っていたことを示す証拠がまた増えた」
とハーディ氏は述べている。同氏は、ヨーク大学の考古化学者スティーブン・バックリー(Stephen Buckley)氏らとともに今回の研究を行った。
ハーディ氏によると、スペインの洞窟に住んでいたこの集団が例外的な“野菜好き”だったとは考えられないという。
「彼らが特殊な存在だったと考える理由は見当たらない。それでも、さまざまな異なる環境に暮らしていたネアンデルタール人の集団にこの種の調査を実施すれば、非常に興味深いことになるだろう」。